関東では、初雪が観測されるなど、寒さも本格的だった今日。
松山認定こども園 星岡で、ファンファンデイ(劇と合奏の発表会)が行われました。
今年は10月29日に大きな研究大会があり、練習を開始するのが例年よりも遅くなりましたが、我が園の子ども達はそんなこと関係ありません。短い練習時間の中でしっかり集中し、練習に励みました。そして、遊ぶ時は思い切り遊びました。
今年のファンファンデイのテーマは「ありがとう ~感謝の気持ち~」でした。
それぞれの学年が“ありがとう”の言葉はどんな言葉か、言われるとどんな気持ちになるのかを考え、話し合いながら練習に取り組んできました。
トップバッターは年中組のもも組とすずらん組による劇「こころの宝箱」です。
宝箱を取り合った紫の魔法使いと黒の魔法使い。
黒の魔法使いが宝箱を取って絵本の世界に逃げ込み、紫の魔法使いが追いかけます。
絵本の中には、魚や小人やサンタさんたちが困っています。
それぞれの魔法使いが応援したり、背中を押してあげたりして助けてあげました。
魔法使いたちは、そのうち、お互いを思いやればよかったことに気付きました。
そして、紫と黒の魔法使いの心が1つになったとき宝箱の蓋がパカッ!
「ありがとう」の気持ちで心が幸せになり、みんなで歌を歌ってフィナーレです。
次は、すみれ組とひまわり組の劇「魔法の言葉」です。
イタズラ好きの魔法使いが、動物たちの通うこども園に魔法をかけました。
その魔法は一体?
動物たちは、魔法をかけられたことに気付かず、いつも通りに遊んでいます。
あれ?落ちた道具を拾ったのに何も言わずに遊び出しました。
あれれ?こっちではスコップの取りあいこ。
あれれれ?小さい組のひよこさんが泣いているのに知らんぷり。
どうやら、魔法は「ありがとう」や「ごめんね」の言葉を取ってしまったようです。
動物たちは小人さんと協力して大切な言葉を取り返しに行きます。
魔法使いを見つけ、「返して!」と一言。
実は魔法使いさん、友達が欲しかったみたいでイタズラをしたみたい。
それを知った動物さん達は友達になってあげました。
魔法使いは嬉しくなって「ありがとう」と言うと、動物さんたちはニッコリです。
みんなで歌を歌ってハッピーエンド。
「ありがとう」の言葉の意味を劇の中でたくさんたくさん考えた子ども達。
本番でも、セリフがなかなか言えない友達に「今だよ」とこっそり教えてあげたり
立ち位置を教えてあげたりして、友達と助け合いながらやり遂げました。
合奏では、木琴や鉄琴、打楽器だけでなく、ハーモニカにも挑戦。
息を吐くだけでなく、吸うことでも音が鳴ります。
練習ではこれに悪戦苦闘。
しかし、本番に強い子ども達は見事に頑張ってくれました。
心を1つに素敵な音色を聴かせてくれました。
最後は4クラス全員による合唱「世界が1つになるまで」です。
歌の中に「せかいが1つになるまで ずっと手を繋いでいよう。」という歌詞があります。
手も心も繋がっている子ども達の素敵な歌声は大変、感動する歌声でした。
来年は、いよいよ園生活最後の発表会。
さらに絆を深めて頑張る姿を期待しています。