松山認定こども園 星岡でファンファンデイ(劇と合奏の発表会)が行われました。
今年は、感染対策のためなかなか園での姿を保護者の方に見ていただく機会がなく、今日はこれまでの子ども達の成長を感じてもらえる貴重な日です。
今年のファンファンデイのテーマは「~らしさ」。星岡らしさ、年中らしさ、自分らしさや友達らしさ。
それぞれの個性を大切にし、認め合いながらお互いを好きでいようという思いを込めて、劇や合奏の練習に励んできました。
すみれ組とすずらん組の劇は「素敵なプレゼント」です。
「私たちの村が1番だ。」とそれぞれ得意な事(歌・ダンス・絵・物作り)に自信をもっている4つの村があり、いつも喧嘩をしていました。
「どうして仲良く出来ないのだろう。得意な事を合わせれば、きっともっと素敵なものが出来るのに。」と喧嘩をしている村人たちを見ていた女王様は悲しんでいました。そのことを知らない王様たちは、ただ女王様が元気のない事にとても心配し、「君たちの得意な事で女王様を元気にしてください。」と村人たちにお願いをします。
「私たちの得意な事だけで女王様は元気になる。」とどの村も自信をもち、女王様に披露しますが…。「得意な事は上手なんだけど…。」と女王様は元気になりませんでした。そのため、どの村も自分達の得意な事に自信をなくしてしまいました。
その様子を見ていた王様たちは、「得意な事を合わせたら、もっと素敵なものができるんじゃない?」とアドバイスをし、やってみると「歌いながらダンスをするの楽しい。」「椅子に絵を描くと可愛くなった。」と気付くことができ、4つの村で何か作れないかと大きな虹を作り女王様をみんなの力で笑顔にすることが無事出来ました。
「得意な事を合わせたら、もっと素敵なものが出来るってわかったね。」とこの劇を通して考えることができた子ども達。初めて1人で台詞を言うことに緊張していましたが、練習を重ね自信をもち、堂々と披露することができ、終わると「大きな声で言えた。」「楽しかった。」と自信満々で満面の笑みを見せてくれました。
合奏では、木琴や鉄琴、打楽器だけでなく、ハーモニカにも挑戦。
息を吐くだけでなく、吸うことでも音が鳴ります。
練習では苦戦しましたが、本番に強い子ども達は見事に頑張り、綺麗な音色をこども園に響かせることが出来ました。
それぞれが自分らしさを発揮しながら、友達と力を合わせた発表会。
来年は、いよいよ園生活最後の発表会です。
さらに絆を深めて頑張る姿を期待しています。