10月17日(金)、「小児科医による育児講話」を行いました。

まず始めに、「つき」のふれあい遊びをしました。まあるい、まあるい、まんまるい♬頭の上で大きなお月様を表現しました。お母さんが作った大きなお月様を見てニッコリ(^^♪お月様をみつけたら、馴染みの童謡でふれあい遊びを楽しんで見て下さいね。リラックスしてスタートです♪

小児科医小谷信行先生による育児講話をして頂きました。小谷先生は、30年に渡り喘息、アトピー性皮膚炎、心身症、等子どもの病気治療やサポートに取り組んでおられます。日本小児科学会専門医、心身症、等子どもの病気治療やサポートに取り組んでおられます。日本小児科学会専門医、専門:免疫アレルギー、育児学、小児心身症、・元松山赤十字病院副院長、・前ジャパングリーンメディカルセンター<ロンドン>院長
☆現在天山病院小児科医として勤務されておられます。

今日のテーマは、「育児は保護者の幸福感から始まる」についての講話です。幸福感とは・・・心が満たされている状態を指します。医学的幸福な生活とはどういった物か具体的に教えて頂きました。

医学的幸福な生活とは
①セロトニン的幸福・・・「やすらぎ」、「癒し」、「気分」の幸福感です。
②オキシトシン的幸福・・・「つながり」の幸福感です。
③ドーパミン的幸福・・・「やる気」による幸福感です。出世、富、名誉、勝利等
セロトニンが不足すると、イライラしたり、落ち着きがなくなったりしてストレスを感じやすくなります。

特にドーパミン的幸福が多すぎて過剰になると依存症に繋がりやすいので注意が必要です。日常の小さな幸せや当たり前の事が最高の幸福と感じられるような生活だと心穏やかに過ごせるように感じます。

セロトニン分泌が安定しているとドーパミンのコントロールができるようです。基本的なことですが規則正しい生活、バランスの取れた食事、日光を浴びる、適度な運動等は成長を促し、前向きな気分で生活でき生活習慣を見直す事は大切だと改めて感じました。
他人と比べるのではなく、自分自身を大切に過ごし、自分や家族を知る事も大切です。親子で小さな目標を立てて生活すると、新しい体験や出会いが増えてきます。「良いこと」を発見する中で感情をコントロールして感謝の気持ちを持つことも幸せに繋がります。焦らずストレスフリーな生活を目指して、小さな成功体験を積み重ねて親子で心穏やかに笑顔で生活していきましょう。

最後は、小谷先生に日常生活で気になる悩みや不安な事を個々に相談しました。食事、癇癪、アレルギー、イヤイヤ期、アトピー性皮膚炎、睡眠、指しゃぶり、予防接種等、今気になっている事を聞き、周りの皆さんも「そう言えば、我が家にもある悩みと同じ!!」とうなづきながら聞いておられました。

子育てをしていく上で悩みはつきものです。焦ったり、困ったりする事は誰でもあります。子育てのテクニックや関わり方がわからなくなりモヤモヤしている事をドクターにお聞きし、わかりやすく丁寧に答えて頂いた事で解決の糸口がみつかったように思います。








育児講座「小児科医による育児講話」
