愛媛県 松山市 幼稚園 保育園 連携型 松山認定こども園 星岡

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2010年12月アーカイブ

今年も青い目ならぬ、茶色の目をした英語を話すサンタさんが

松山幼稚園にやってきました。

恒例の年長さんによる英語の質問。

今年もがんばってたくさんのお友だちが挑戦しました。

 

DSC_2352.JPG 

自然なリズムで正しくインタビューができるように

英語課外講座の年長組では、1学期からチャンツを使って練習しています。

使ったのは、「チャンツでポン」の青いCDの中の「インタビューごっこ」。

意味を確認しながらまずは、質問文を何度も言う練習です。

What's your name?

How old are you?

Where are you from?

Where do you live?

When's your birthday?

What's your favorite color?

Wha't your favorite snack?

What sport do you like best?

 

少し慣れてくると子供たちは

質問よりも答えるほうがしたくてうずうず。

名前はもちろん、年齢、生まれたところ、誕生月、好きな色やお菓子!

目をきらきらさせて自分について答えたがります。

これってすごいことだ、と毎年思います。

自分について聞かれることがこんなに嬉しいんですね。

自分を表現したいという欲求に満ちあふれている子供たち

ストレートなリアクションは幼稚園児ならではです。

大人になると余計なことまでいろいろ考えてしまって(笑)

こんな素直な反応はなかなかできません。

 

受け答えができるようになると

今度はおはじきを使ってゲームをしながら

インタビューごっこをします。

4~5人で輪になって座り、真ん中におはじきをたくさん置きます。

先生の英語の質問に答えられた人が

おはじきをとることができます。

 

CIMG7483.JPG子供たちは誰よりも早く言おうとして反応がどんどん早くなります。

また、質問に1語で返すのはアウト!

センテンスで答える、というルールにすると

普段はなかなか言えない子も

おはじき欲しさに頑張る!頑張る!(笑)

例えば・・・

What's your favorite snack? の場合

 Chocolates! だけだと、アウト!

I like chocolates. だとオッケーです。

おかげで、速くて正確な受け答えがとっても上手になりました。

 

さて、クリスマス会が近づいたある日、

英語の受講者を全員、ホールに呼んで

サンタにインタビューしたい人!

と聞いてみました。

ほぼ全員が勢いよく手を挙げます。

定員18名のところ、24名も希望者が・・・

仕方なくはずれてもあたっても文句なしね、

という約束でくじ引きをしました。

はずれたお友達、本当にごめんなさい。

 

さて本番

そろそろサンタが登場というそのときになると

なぜかみんなそわそわ。

急にトイレに行く子が続出したり、

先生の手を離そうとしなかったり・・・

大勢の子供たちや保護者の前での発表ですもんね。

やっぱり緊張しますよね。

 

それでもサンタに堂々とクリアーな発音で

全員がインタビューすることができました。

 

DSC_2362.JPGサンタさんからも

Your English is very good.

Well done! (大変よくできました)

とお褒めのことばをもらいました。

ご覧になった方々はおわかりだと思いますが

子供たちの発音は本当に上手でした。

1つ1つの音は多少聞きにくいところはありますが

イントネーションがとってもナチュラルで、

ネイティブなら誰でもはっきりとわかる素晴らしい英語でした。

頑張って練習してきた成果を認めてもらい

子供たちにとってはとても大きな自信になりました。

 

こうしてクリスマス会はドキドキ、ワクワク、そしてウキウキ

みたいな、複雑な気持ちのうちに無事終了したのでした。

 

ところで

今回の発表者たち、帰って行くサンタさんに向かって

「レインディアはどこ?」と

日本語とも英語ともつかないような質問を口々に叫んでいました。

そうなんです。

レインディアとはトナカイのこと。

直前に届いた手紙によると

空から松山城を見ながらやってきたというサンタさん。

トナカイはいったいどこで待っているのか

知りたくてたまらなかったみたいです。

やっぱり信じてるんですね。サンタさん。(笑) 

 

 

 

 感謝祭を祝う習慣のない日本では、ハロウィンが終わるとあっという間にクリスマスデコレーションが始まりますね。なんだか、「さあさ、クリスマスですよ!プレゼント買いましょう!買いましょう!」と町中が叫んでいるようで、あまりに早いクリスマス商戦にはちょっと興ざめしてしまいます。

 幼稚園では、12月に入ってから、ツリーやリースを飾り、子供たちもクリスマスソングの練習を開始します。プレゼントが待ち遠しい子供たちの話題もどんどんクリスマス色が強まっていきます。

 さて、そんな12月の英語あそびはもちろん、クリスマス。

Christmas tree,  Santa Claus,  present,   reindeer,  などのクリスマス用語を紹介したり、

We Wish You A Merry Christmas! の歌を英語で歌うなどの楽しい活動を行なうほか、年中・年長の英語の時間には、クリスマスの由来も絵本を使って紹介しました。

 

イエス生誕の様子を「クリスマスものがたり」という絵本を使って日本語で説明すると、子供たちは目をまるくして聞いていました。

 

クリスマスものがたり.jpg「マリアという娘さんのところに天使が舞い降りて、あなたはもうすぐ男のことを産みますよ。その子をイエスと名づけなさい。たくさんの人々を救ってくれる人になりますよ、と言いました。」と言うと、

「え~~~!!そんなこと、なんでわかるん?」

など、素朴な疑問が出てきます。

イエスが生まれたのは馬小屋の中だったことや、イエスが人々に支持されて大きな脅威になることをユダヤの王が心配し、イエスを殺そうとしたこと、それを天使が先に教えてくれて命が助かったことなど、絵本の流れに沿ってわかりやすく紹介しました。

すると、

「それって本当のこと?」と、子供たち。

「本当だと信じている人達がたくさんいるのよ」と、言うと、

「ふ~ん」と真剣な顔をしてお話に集中して聞いていた子供たちが印象的でした。

 

クリスマス精神(Christmas spirits)という言葉があります。簡単に言うと、愛と分かち合いの気持ちです。人々はプレゼントを交換し、家族や大切な人との絆を確認して心を暖める日がクリスマスとされています。

 

子供たちに言いました。

「クリスマスには、サンタさんからプレゼントをもらうだけでなく、みんなの大好きな兄弟や家族に、何か特別なものをプレゼントしてあげてね。」

すると、

「やだあ。あげな~い!!」の声!! あらら・・・。

「でも、イエス様やサンタさんがみんなのこと見てるよ!」というと、

はっとする子供たち。

この時期、「サンタが見てるよ!」の言葉は効果絶大!

「みんなにやさしく出来る人いる?」と聞くと

「はあい!!」とたくさんの元気な声があがりました。(笑)

 

英語あそびは、英語を直接指導するという目的もありますが、外国の文化や考え方に触れていくことも大切だと考えています。ハロウィンやクリスマスという外国文化についても、日本で誇張されている部分からだけでは見えてこない、本来の精神や考え方を折にふれて伝えていきたいと思います。

 

 

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